「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
GPS対応デジカメ QV-4000GXって 何ができるの
デジカメ・GPS・ノートPCを車で使用するテクニック
デジカメの電池を車で充電するには、ノートPCを車で使用する方法は
「山と自然の旅」のロケ取材テクニックを一挙に公開
●GPSカメラQV-4000GXの広場
GARMIN/eTrex対応デジカメ「QV-4000GX」の情報掲示板です
デジカメとGPSの話題はこちらをご覧ください
●Exifコンテンツの広場
Exif写真データ専用の掲示板です
カシミールGDB形式のGPSデータもアップできます
デジカメに撮影場所や撮影方向を自動的にメモる優れもの

  (QV-4000GX ブラケットシステム  価格 89,000円)
  本システムはIDA社から発売されています
GARMIN/eTrexシリーズに対応
QV-4000GX システムはIDA社の製品です。このデジカメはカシオのQV-4000をベースに、eTrexシリーズに対応したファームが組み込まれています。このシステムを利用すると撮影場所の緯度経度や方位・高度(Summit/Vistaのみ対応)をExif情報として写真データに記録させることが可能です。eTrexとQV-4000とは専用のインターフェースボックスを介して接続します。ブラケットの有無で2種類のセットを選択購入することができます。


  (QV-4000GX システム 価格 76,300円 eTrex/LU-35Aは別売)
操作は簡単
 ふだんのデジカメ撮影とかわりません
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ブラケットの組み立ては簡単です。インターフェースボックスは単三電池2本で動作します。接続はQV-4000側のデジタル端子を使用します。プラグはカチっと音がするまで、きっちりと差し込んでください。なおQV-4000専用のレリーズは使用することはできません。

接続ならびに使用方法の詳細は
多摩の岳夫さんの
『QV-4000GX の「はじめの一歩」』を参考にしてください
●GPS情報はExifデータとして記録される

eTrex側の設定
(1)新測地系に対応するWGS84にしておきましょう
(2)インターフェースの設定は NMEA OUT BAUD 4800 にします
QV-4000側の設定
インターフェースボックスから出ているケーブル・プラグをeTrex、QV-4000に接続します。QV-4000の撮影モードはフルオート、Pモード、露出優先、シャッター優先、マニュアルのいずれかにセットします。


●Summit/Vistaは方位や高度も記録される

ケーブルの接続が終了したら、撮影に入れます。GPS情報を記録させるわけですから、撮影の開始タイミングはeTrexが測位してからスタートしてください。eTrexはGPS電波の受信が出来るように、天空に対して水平にしましょう。正常にシステムが動作していたならば、QV-4000の液晶画面に[GPSマーク]と携帯電話のように測位状態が[アンテナバー]として表示されます。この表示があれば、位置情報はシャッターを押すと写真データに記録されます。Summit/Vistaを使用した場合は、方位や高度も同時に記録されます。カシミールではカメラアイコンで撮影方向も再現可能になっています。なおコンパス機能の無いeTrexでも、カシミール上で方位をマニュアルで書き込むことは可能です。

QV-4000GXをもっと便利に使おう


ケンコーの液晶フード
DW-46を装着した状態

液晶フードはレンズも装備しているので、接眼タイプとしても、またレンズをサイドにマジックテープで固定させ、液晶画面を直接見ることも、どちらでも利用できます

PLフィルターや保護用レンズを装着するには、カシオQV-4000用レンズコンバージョンアダプター LU-35A を介して可能です

QV-4000は400万画素のデジカメで、CCDはソニー、レンズはキヤノンを採用しています。描写力は良いですね。ソニー、キヤノンなど、同クラスのモデルと、十分に勝負できていると思います。操作性も悪くなく、使いやすいカメラですが、唯一屋外での使用時において、液晶画面が見づらいのが不満点。そこで市販されている、「ケンコー デジタルカメラ用液晶フード DW-46 」販売価格1960円を購入、装着してみました。結果は上々、バッチリと見えます。PLフィルターや保護用レンズを装着するには、カシオQV-4000用レンズコンバージョンアダプター LU-35A 価格3000円 を介して可能です。レンズを保護するためにも、装着することをお薦めします。

●室内の撮影でも緯度経度の値を利用したい
例えば、お店を紹介したい場合、まず表で店の外観をGPS情報付きで撮影します。撮影したならば、その場所でインターフェースボックスのスイッチをオフにします。これで外観を撮影した場所の緯度経度がカメラに記憶されました。このままカメラの電源は入れっぱなしで、かつ、撮影モードも変更せず室内に入り、必要なカットを撮影してください。注意点はカメラの電源を切ったり、撮影モードを変更すると、その時点で緯度経度の値はクリアされてしまいます。

カシミールで撮影した画像を見るには

●撮影画像を見るのは簡単です
写真をカシミールの地図上にドラッグ&ドロップしてください。該当地図が「山旅倶楽部」から自動的にダウンロードされ、撮影場所を画面の中央にアイコン表示します。そのアイコンをクリックすると、webブラウザで写真を見られます。

●タイトルやコメントを書き込もう
アイコンの上にマウスポインタを移動させ、マウス右ボタンからプロパティを選択、[Exif情報]タプをクリックすると、Exifデータの編集画面が現れますので、タイトルや著作権、コメントなどを書き込みましょう。


●GPSデータの関連付けもしておきましょう
「山と自然の旅」ではExif情報付きのコンテンツを紹介する掲示板も設置しています。この掲示板ではGPSデータのアップロードやダウンロードも可能です。ダウンロードしたGDBデータをダブルクリックすると、カシミールが自動的に起動して、GPSデータを地図上に表示させることが可能です。このためには、カシミールを初めてインストール、あるいはバージョンアップして、最初に起動したときに、ファイルの関連付けの設定画面が出ますので、この画面でGDB,TRK,WPTなどGPS関連のファイルには、必ずチェックを入れ、関連付けをおこなってください。

この関連付けが、実行されていないと、webブラウザからGDBデータを開いても、カシミールが自動起動して、GPSデータを表示するという動作が、おこなわれない、あるいはエラーとなってしまいます。

さらに便利 Exif情報ワンポイントアドバイスはこちら