ガンクビソウ


キク科/ガンクビソウ属

ガンクビソウ
撮影 いがりまさし 10月5日 愛知県鳳来寺山

和名 ガンクビソウ
雁首草。

由来
頭花を煙管の雁首に見立てたことによる。

花期 8〜10月。
特徴 ロゼット状に広がった根生葉の株元から茎を1〜2本直立させ、葉腋から数本の長い横枝を出し、枝先に1個ずつ頭花をつける。茎には上向きの毛が密生する。痩果の先端に触れるとねばり、洋服や動物の身体について散布される。多年草。


黄色。


枝先に卵球状の頭花をやや下向きに1個ずつつける。総苞のすぐ下に1〜4個の苞葉がつく。頭花はたくさんの筒状花でできている。

草丈 25〜150cm。
根生葉は長い柄を持ちロゼット状に広がる。根生葉は開花期には枯れる。茎の葉は卵形で波状の鋸歯がある。両面に細い毛があり、ざらつく。葉形は変化が多い。
生育地 山林の木陰。低地の二次林。照葉樹林の林内。林縁のやや乾燥する日陰。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • サジガンクビソウ
    花期もロゼット状の根生葉をつける。乾いた林の中に生える。本州、四国、九州、沖縄に分布。

  • ヤブタバコ
    枝が横に伸び葉腋に頭花をつける。日本全土。

  • ホソバガンクビソウ
    葉は広線形。本州、四国、九州に分布。

  • ミヤマガンクビソウ
    総苞の下の苞は線形。北海道、本州、四国、九州に分布。

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