東京・六義園 春の宵に浮かぶ 流麗な枝垂れ桜 2009.03.24

東京都文京区にある六義園(りくぎえん)は、国の特別名勝にも指定されている、江戸時代を代表する大名庭園。徳川五代将軍綱吉の寵臣、柳沢吉保により、7年の歳月を費やして造られた「回遊式築山泉水庭園」だ。吉保は、庭作りに文学的世界を反映し、その名前も和歌の六種の形式にちなんでいる。約9haの園内には、6000本以上の樹木が植栽され、園内には、山桜、染井吉野など合わせて50余本のサクラがある。ソメイヨシノは開花が始まったところだが、今園内で目を惹くのが、流れるような樹形を持つ枝垂れ桜。高さ約15m、横幅約19mにも及ぶサクラは、薄紅色の小さな花をこぼれんばかりにつけ、ちょうど満開を迎えている。3月中は、ライトアップも行うので、夜桜の風情も楽しめる。暮れなずむ中、刻々と変化していく桜の花色、妖しさを漂わせた花姿も堪能したい。なお、3月末までは、毎日2回庭園ガイドが行われ、茶屋などでは、抹茶と和菓子を味わうこともできる。

開 9:00〜17:00
   3/19〜3/31 夜間開園21:00まで
休 年末年始 
料 大人・中学生300円 65才以上150円 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
備 3/19〜3/31 しだれ桜と大名庭園のライトアップ
交 JR・地下鉄駒込駅から徒歩7分、地下鉄千石駅からは徒歩10分
所 東京都文京区
問 03-3941-2351 桜開花情報(24時間自動音声応答)
   03-3941-2222 六義園 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
   ライブカメラ http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/camera031.html