島根・斐川 荒神谷史跡公園 古代への思い呼ぶ2千年ハス 2007.06.29

島根県斐川町の荒神谷遺跡は、弥生時代の青銅器がまとまって出土した場所。1984年に358本もの銅剣が一箇所から、さらに翌年には16本の銅矛と6個の銅鐸が発掘され、古代文化を考察する上で大きな意味を持つ発見となった。一方、遺跡のある荒神谷史跡公園の一画にはハス池があり、こちらではピンクの大輪の花を咲かせるオオガハスがちょうど見頃を迎えている。オオガハスは千葉県の古代遺跡で種子が発見され、そのうち1粒を大賀博士が発芽、開花させたことで”2000年の眠りから覚めた”と表現されたハス。そのゆかりあるハスの種子は全国各地に贈られ、そのうち大田市より譲り受けた15株のオオガハスが、今では5000平方mに5000株、5万本にまで増え、見事な花風景をつくりだすようになった。古代ロマンへと思いをつなぐハスは順次開花していくが、花が美しいのは早朝、7月中旬までに訪れたい。なお、6/30・7/1の荒神谷ハスまつりでは、象鼻杯席(先着制)なども行なわれ、ハスの種も販売する。また、町内の出雲空港周辺では、8月になると14haに100万本のヒマワリが開花、こちらも見逃せない夏の花の見所だ。

開 随時
   荒神谷博物館 9:00〜17:00
休 無休
   荒神谷博物館 火曜・展示室臨時休あり
料 無料
   荒神谷博物館 展示室有料
備 6/30・7/1 荒神谷ハスまつり  
交 JR荘原駅から車で5分、徒歩では50分
   斐川ICから車で5分、出雲空港からは車で15分
駐 無料200台
所 島根県簸川郡斐川町
問 
0853-72-9044 荒神谷博物館 http://www.kojindani.jp/
   0853-73-9000 斐川町役場  http://www.town.hikawa.shimane.jp/