山口・岩国 一面に広がる蓮田に 清らかな白い花 2004.07.29

山口県岩国市は、錦川に5連のカーブを描く錦帯橋と桜の花が見所の城下町。木で組み立てられた橋は50年ぶり、3月に3年がかりの架け替え工事を終了したところだ。一方、夏になると錦帯橋の下流にあたる門前川河口の干拓地、尾津地区では、一面に緑の巨大な葉を広げた蓮田が続いている。こちらは100haを越える岩国レンコンの生産地。今の季節は、主体となる中国種の白いハスの花が見頃を迎えている。清々しい花風景は、朝のうちなら8月上旬まで見られるだろう。市内では夏の夜には、300年以上の伝統を持つ鵜飼が行なわれ、8月第1土曜には「錦川水の祭典」も開催される。6000発の花火に、錦帯橋のシルエットが浮かび上がる姿も楽しみにしたい。なお、岩国では、お正月やお盆など大勢人が集まる時には、レンコンを用いた「岩国寿司」や鶏肉、レンコン、野菜などを煮込んだ「大平(おおひら)」、レンコンの酢の物が郷土料理として親しまれているが、レンコンのすり下ろしなども使った新しい料理の開発、普及にも努めている。

開 
休 
料 
備 6〜8月 鵜飼
   8/7 錦川水の祭典
交 JR南岩国駅から徒歩すぐ
   岩国ICからは車で30分
駐 なし
所 山口県岩国市
問 ・0827-41-1477 岩国市役所観光課・0827-29-5114 岩国市役所農林課
   岩国市役所 http://www.city.iwakuni.yamaguchi.jp/