岡山・大佐山 春の訪れ示す アテツマンサクの森 2004.03.12

岡山県大佐町は、県西北部の中国山地に位置し、高梁川の源流地域にあたる自然に恵まれた町。パラグライダーの舞う大佐山(標高988m)の北側、標高およそ600m「アテツマンサクの森」周辺には約1500本のアテツマンサクが自生する。縮れた黄色いリボン状の花弁を持つ花は、2月中旬から咲き始めている。派手さはないが、早春の林内に静かに春の訪れを告げる花だ。アテツマンサクはマンサクに比べ花弁が短く、萼も黄色いのが特徴、主に中国地方の山地に自生する。花は3月下旬まで見られそうだ。ただし、今年は例年に比べ花の付きがよくないのが残念だ。なお、大佐山山頂へ向かう途中にはモリアオガエルの生息する竜王池があり、山頂からは360度の展望が広がる。周辺には、オートキャンプ場、大佐ダム湖に向かえば、カヌー体験ができる施設もある。花の見所では、4月中旬に魚切公園で1200本のサクラ、5月上旬に御洞渓谷のシャクナゲ、6月中旬には大日高原で2万3000株のラベンダーが咲く。町内では、様々な形でアウトドアが楽しめそうだ。

開 
休 
料 
備 4/29 大佐山自然観察会
交 JR刑部駅から車で15分
   新見ICからは車で30分、久世ICからは車で35分
駐 周辺無料 約20台
所 岡山県阿哲郡大佐町
問 0867-98-2111 大佐町役場 http://www.town.osa.okayama.jp/