鳥取・大山 クガイソウ・シモツケソウ咲くお花畑 2002.08.07

鳥取県大山町にそびえる大山(だいせん)は、日本百名山のひとつ、古くから信仰の山として、ゆるぎない存在感を示す。山容はどの方角から仰ぎ見るかで、全く違う印象を持つ。西から眺める大山は、伯耆富士と呼ばれる端正な姿。南北から見れば、険しい壁が屏風のようにそそり立つ山だ。山頂の剣ヶ峰(標高1729m)付近は、崩落が激しく、縦走が不能、厳しさを物語る。一方、山懐に入れば、夏山登山コースでは、5合目までブナ林の中を歩き、8合目からは緩やかな斜面に、国の天然記念物ダイセンキャラボクの純林が広がる。弥山山頂付近にかけては、青紫のナンゴククガイソウやピンクのシモツケソウ、イヨフウロ(シコクフウロ)、ノリウツギ、ダイモンジソウなどが花盛り。お盆の頃まで、これらの花が楽しめそうだ。8月下旬には、ダイセンキャラボクが赤い小さな実をつけるだろう。弥山山頂からは、蒜山などの山々をはじめ、日本海、隠岐の島、中海など360度の展望がひらける。7/25〜8/15には、毎朝、大山自然科学館で自然観察会も開いている。(なお、登山道で工事中の場所もあるので、事前にご確認ください)

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR米子駅からバスで50分終点大山寺下車、徒歩3時間で弥山山頂
駐 有料410円 約1000台 登山口周辺
所 鳥取県西伯郡大山町
問 0859-52-2327 大山自然科学館
   0859-52-2502 大山町観光案内所
   大山町役場 D-Club http://www.daisen.gr.jp/