山口・むつみ村　夏空待ち望む　ひまわりロード　2002.07.17

山口県むつみ村は、山陰の観光地、萩と津和野を結ぶ中ほどにある、山あいの村。1955年2村が合併時に、”むつみ合う里”の意味をこめ名づけられた、平仮名で記される日本唯一の村名だ。田園風景が広がる伏馬山（標高499m）の麓では、3ha、10万本のヒマワリ畑で花が咲き始めた。陽気なハイブリッドの花は、例年より早く開き、現在、県道13号線沿いで8分咲き、奥の方は5、6分咲き。週末から来週はじめにかけて、見頃を迎えそうだ。もともとは、平成元年、村民の健康を願って、種が全戸に配られたいきさつのあるヒマワリだが、ひまわりロードの花は観賞用のもの。雨のぱらつく梅雨空よりも、照り返すような夏空にこそ、似合う花だ。伏馬山の山頂には「ネムの丘キャンプ場」、周辺にはカブトムシやクワガタに親しめる「むつみ昆虫王国」があり、夏休みには家族連れで賑わう。なお、村特産のトマトアイスクリーム200円は塩屋商店他、村内の商店、商工会で。トマトソフトクリーム250円は「うり坊の郷katamata」で味わえる。

山口県阿武郡むつみ村