広島・向原 春の妖精 カタクリ 花ひらく季節 2002.03.23 広島県向原町は、広島市の北部に隣接し、標高922mの鷹ノ巣山をはじめ、大土山、神ノ倉山など数百mの山々に囲まれた町。山裾の川之内地区では、斜面に早くも淡い紅紫色のカタクリの花が咲き始めている。およそ5000平方m、西日本では貴重な自生地だ。カタクリは、”スプリングエフェメラル(春の妖精)”と呼ばれる、早春に咲く草花のひとつ。晴れた日には、花被片をクルリとひるがえす姿が、何とも初々しいユリ科の植物だ。今年は開花が早まり、「かたくりまつり」の始まる3/30には、見頃を迎えそうだ。町内には、数km離れた寺山地区にもカタクリの自生地があり、さらに虫居谷地区では、ミツマタ群落が黄色い花を咲かせ、ちょうど満開を迎えている。こちらにも是非立ち寄ってみたい。カタクリの花が終わる頃には、神の倉公園で、約5000本のヤエザクラが咲き始める。山頂からは、広島湾や中国山脈が望める他、ハンググライダーやパラグライダーの滑空場もある。なお町内温泉施設「アクア向原」は、現在営業を終了している。 開 随時休 無休 料 無料 備 3/30〜4/7 かたくりまつり 交 JR向原駅から徒歩30分 広島東ICからは車で30分、西条ICからは車で40分 高田IC・三次ICからは車で30分 駐 無料数台 (周辺 農村交流館やすらぎ 約40台) 所 広島県高田郡向原町 問 0826-46-3111 向原町役場 http://www.akitakata.jp/mukaihara/ |