鳥取・淀江　伯耆古代の丘公園　蓮の花　おおらかに　2001.07.04

鳥取県の淀江町には、1500年程前に作られたとみられる古墳群があり、石室には、ベンガラの彩色も残る。周辺は「伯耆（ほうき）古代の丘公園」として整備されている。各種古代・自然体験ができる10haの園内には、古代ハス園も造られ、池ではピンクの大賀ハスをはじめ、アメリカ白蓮、舞妃蓮、ネール蓮、誠蓮、瑞光蓮、金輪蓮などが咲き始めている。およそ700平方mに40種のハスが植栽され、これから8月にかけて、次々に花開くことだろう。オオガハスは、千葉県にある古代遺跡から種子が発見されたことで有名。3粒のうちひとつが、無事に発芽、開花し、”2000年の眠りから覚めた”と表現されるロマンのハス。その後、各地に分けられたが、この公園には最もふさわしいハスかもしれない。早い時期に咲く種類で、今年は6/18から咲き始めたので、そろそろ他の種類にバトンタッチというところだ。ハスの花は早朝がいい。清々しい気分でゆったりと眺めれば、極楽浄土の花として選ばれた所以もわかるような気がする。

鳥取県西伯郡淀江町福岡