鳥取・とっとり花回廊　大山を展望するユリの園　2001.06.20

鳥取県の会見（あいみ）町は、東に百名山の大山（だいせん）が秀麗な姿を見せている。県立フラワーパーク「とっとり花回廊」は、その名前どおり、幅3m、周囲1km、屋根付きの水平な回廊を持つユニークな公園だ。自然の地形を利用した変化ある花景色、堂々たる大山の眺めを、回廊を巡りながら楽しんでみたい。園のメインフラワーと言えば、ユリの花。日本に自生するユリ全15種をはじめ、60品種以上、6万球のユリがあり、次々に花のシーズンを迎えているところだ。「野生ゆり展」では、”幻の百合”白い大輪のウケユリも花開き、野生絶滅種のタモトユリは、7月下旬に咲くだろう。雑木林の足元では、可憐なササユリがまだ見かけられる。東館では、ユリが一年中見られるよう開花調整もしている。中心部の直径50m、高さ21mのフラワードームでは、南国の花々が咲き、珍しい”梨のソフトクリーム”（200円）も販売中、ひとくち味見にいかが。他に、ワイルドフラワーの丘に咲く10万本のジニア、北館4階の展望喫茶もおすすめだ。

鳥取県西伯郡会見町鶴田