鳥取・東郷　山裾に　梨の白い花　満開　2001.04.10

ナシの栽培といえば、鳥取県。東郷町は日本一の梨の産地だ。栽培面積は近年、縮小しているそうだが、町全体では約300haの広さに及ぶ。梨畑は風光明媚な東郷湖を望む野花（のきょう）地区や東郷川沿いなどに見られ、山裾は白い雪を降らせたように見える。サクラに似た清楚な花は、ピークを迎え、交配作業も盛んだ。”20世紀梨”の他に、”豊水”、”新興”、”鶴の舞”、真冬に食べ頃の”あたご梨”などの栽培も行われている。一口頬ばれば、ジューシーな甘みがひろがるナシの実。梨狩りは、夏から秋にかけて、波関（なんぜき）果樹生産組合で行っている。東郷町は、日本海に通じる汽水湖、東郷湖のほとりに開かれた町。国内最大級の中国庭園「燕趙園 （えんちょうえん）」があり、4月下旬には、36種類約2000株のボタンが優雅に見頃を迎えるだろう。隣接した「ゆアシス東郷龍鳳閣」は、10種類の浴槽と3種類のサウナ、東郷湖を一望できる露天風呂やウォータースライダー付きプールも楽しめる温泉施設だ。

鳥取県東伯郡東郷町