広島・福山　海を望む　のどかなアンズの里　2001.03.28

広島県福山市と言えば、古くから港町として栄え、鯛漁で有名な景勝地、鞆の浦（とものうら）がある。宮城道雄の琴の名曲”春の海”は、鞆の浦を主題に作曲されたと伝えられ、瀬戸内海ののどかな風景が見られる場所だ。鞆の浦から福山市街へ向かう道筋に田尻地区がある。お天気が良ければ瀬戸大橋も望める山の斜面から海に向けてアンズの果樹園が広がり、杏試験地や農家の畑など約3000本の花がちょうど見頃を迎えている。淡いピンク色の花が瀬戸内海のおだやかな景色に融けあう。「2001たじり杏（あんず）まつり」では、海からアンズ畑を望む杏船も運航される。”潮騒と杏と民具のまちめぐり”の地図が配布されるので、アンズの花を眺めながら、イベント会場を巡り歩くことができるだろう。あんず酒の試飲やあんずジャム、あんずケーキ、田尻特産のアサリの販売などが行われる。また、福山市御幸町には、3/10にオープンしたばかりの「紙ヒコーキ博物館　http://member.nifty.ne.jp/origami-plane/　」（当面土曜開館）もある。

広島県福山市田尻町