「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

山口・萩 笠山突端を埋める 虎ヶ崎の椿群生林 2001.02.19

山口県萩市は、毛利家の城下町、維新の志士たちが活躍した土地として知られる。市の北東部にある笠山、虎ヶ崎一帯10haは、長らく人の手が加わらず、今では60種2万5000本ものヤブツバキが群生する花園だ。今年は、開花が例年より1ヶ月遅く、見頃は3月なかばになりそう。次々、咲いてはこぼれ落ちるツバキの花が、遊歩道をも鮮やかな花の道に変えていくだろう。1.5kmの道のりをゆっくり散策したい。萩と言えば、重要伝統的建造物群保存地区に指定される、土塀を残す町並みが印象的。初夏に花咲く夏ミカンや秋に実る果実と土塀が味わい深い風景をつくる。サイクリングで駆け抜けても心地よい町だ。特産の萩焼も有名だが、幕末には一時期、藩の科学者によって、ガラス製造所が作られた記録がある。笠山周辺の萩ガラス工房では、9年程前から萩ガラスの復活を試みている。時間があればガラス工芸の体験も可能だ。

開 随時 萩・椿まつり2/17〜3/20
休 無休
料 無料
備 萩ガラス工房 0838-26-2555 http://www.urban.ne.jp/home/glass/
交 JR東萩駅から車で15分
駐 無料約50台(椿まつり期間中の土・日曜・祝日無料シャトルバス運行)
所 山口県萩市越ヶ浜
問 0838-25-3131 萩市役所 http://www.urban.ne.jp/home/hagicity/main.htm