「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

山口・長門峡 絶壁・深淵 名勝の紅葉 2000.11.16

山口県阿東(あとう)町と川上町にまたがる長門峡(ちょうもんきょう)は、阿武川の上流にあり、日本の自然百選や森林浴の森百選、中原中也の詩にも詠まれた名勝。両岸の断崖絶壁が迫り、奇岩、深淵、甌穴(おうけつ)、滝など変化に富んだ景観を持つ。広葉樹林の豊かな森は野鳥やチョウなど多くの生物を育む。暖冬の影響で紅葉は遅れ気味、色合いが今ひとつだが、入り口付近はちょうど見頃だ。渓谷沿い、5.6kmの遊歩道を歩いてみたい。時間があるなら、城下町萩から、長門峡、生雲渓(いくもけい)を経て、標高989mの十種ヶ峰(とくさがみね 日本の自然百選)へと続く中国自然遊歩道もある。十種ヶ峰は、一面の笹原が続き、ぐるり360度、日本海まで展望が楽しめる所だ。長門峡の入り口、「道の駅 長門峡(TEL 08395-5-0777)」では、特産の阿東牛が食べられるレストランがあり、すぐ最寄の長門峡駅にはSLやまぐち号も停車する。今期運行は11/19・23・25・26を残すのみ、勇姿を撮るなら11:49、16:08前後がチャンスだ。

開 随時
休 無休
料 無料
備 SLやまぐち号 乗車券+指定席券510円 JR西日本 082-264-7420 
交 JR長門峡駅から徒歩3分
駐 無料 85台(道の駅長門峡)
所 山口県阿武郡阿東町
問 08395-6-0983 阿東町役場