鳥取・福部　日本海を望む砂丘とラッキョウ畑　2000.10.23

鳥取県福部村といえば、東西16km南北2.4kmにわたる広大な鳥取砂丘の東側、入り口にあたる村。湯山、海士（あもう）、細川、岩戸地区などではラッキョウ栽培が盛んだ。村内全体では110haの広さを持つ。現在、濃いピンク色の花が咲き始め、今週末から来週末にかけて見頃を迎えそうだ。細い緑の葉を従え、小さなピンクの花を球状に集めた形が何とも愛らしい。見所は、日本海を背景に一面ピンクの花畑がじゅうたんのように広がる湯山地区。砂丘入り口から東へ、ふれあいランド方面に向かう途中にある。温泉施設「福部村ふれあい会館」展望風呂からの、日本海一望もおすすめだ。なお、砂丘の魅力のひとつ風紋（砂のさざ波）ができる条件は、砂が乾いており風速5〜6mの場合。雨上がりの湿った砂では起こらない。光と影が演出する、砂丘の造形の妙を堪能するなら、人けの少ない早朝や夕方に訪ねたい。ラッキョウの花咲く季節、村内では10/21〜11/12にらっきょう畑美術展、10/29にはマラソン大会も開催される。

鳥取県岩美郡福部村