「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

鳥取・白兎海岸 ハマナス自生南限地に咲く 2000.06.05

鳥取県鳥取市の白兎(はくと)海岸は、大黒様と因幡の白うさぎで有名な神話が伝わる土地。 海岸の西側に、白うさぎが渡ったという淤岐の島(おきのしま)があり、東側に国の天然記念物”ハマナス自生南限地帯”がある。紅いハマナスは5月末に咲き始め、今週が見頃となりそうだ。自生地帯は東西20m、南北14mの範囲で、太平洋岸の南限地帯、茨城県に対し、日本海側は鳥取県にまで及んでいるのが興味深い。ハマナスはバラ科の植物で、ほのかな香りがあり、濃いピンク色をした一重の花が、初夏の日差しに映える。鳥取市には、日本最大の池、湖山池がある他、福部村との境に東西16km、南北2km、起伏量92m(高低差)を誇る”鳥取砂丘”がある。風と砂により刻々と変わる波模様の”風紋”、風上側は緩やかで、風下側は急斜面となる”すりばち”、さらに急斜面にすだれのような縞模様ができる”砂簾(されん)”など、自然の力による壮大な造形美が展開する。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR鳥取駅から車で25分
駐 特になし
所 鳥取県鳥取市白兎
問 0857-22-8111 鳥取市役所