立山はカルデラ侵食でつくられた??
00/11/30 05:16
富山県富山市
26日の富山新聞によると、従来北アルプスの立山カルデラは、1965年頃金沢大学理学部の山崎正男名誉教授が唱えた、溶岩流出後の陥没で形成されたという「陥没カルデラ説」が受け入れられていたが、25日富山市科学文化センターで開催された講演会で、通産省地質調査所の中野俊主任研究官は、4年に渡る調査結果を元に、立山カルデラは長い間に谷の上流部分が崩れ浸食され、現在の形になっていったという「浸食カルデラ説」を発表した。
中野研究官は調査を進めていくうちに、「山地に大きなくぼみが出来るほどの噴火の痕跡が見当たらない」「各地点での岩石の生成年代を調べるとカルデラの南側の岩の方が古い」ことなどから、「陥没カルデラ説」では現実の調査とギャップがあることに気づき、さらに調査を続けた結果、「いくつかの火口が断続的に噴火し、谷が崩れてくぼ地が大きくなっていった」とする「浸食カルデラ説」の方が現状をより適切に説明できると結論づけた。