仙人力光線

富嶽仙人
01/04/22 23:03 カタクリ

 御坂山地を越えて甲府方面に遠征した。今日はぜひカタクリを撮りたいと思って出てきたのだ。
 
 
 富士宮市内にもカタクリは咲くのだが、私の知っている場所ではとっくに終ってしまった。それに、その場所はロープが張られ、撮影は望遠マクロレンズでもなければ出来ないような状態なので私にとっては「見る」ためだけの場所に過ぎない。はたして御坂町の群生地はどんな状態なのだろうか。
 
 
 国道から林道を少し入ったところに群生地はあった。いや、実は一度行きすぎてしまい戻ったところで見つけたのである。看板もなにもない。もちろん遊歩道もロープもない。花の密度はそれほどでもないが、花は比較的大ぶりである。色はやや薄めで富士宮のカタクリと似たようなものである(僕のカタクリの基準は戸隠のもので色がここのよりも濃いのだ)。


 全く無名の場所ではなく、少しは知られた場所だとは思うのだが、花を見にくる人・・・ましてや写真など撮ろうとする人は全く来ない。林道はすれ違うのも困難な幅だし、駐車スペースだってほとんど無い。もし、こんなところに花見物人が大挙して訪れたら大変だろう。僕と同じようなカメラマンが100人も入ったらもう群生地は踏み固められてしまってヒドイ状態になってしまうに違いない。
 
 

 
カタクリ 山梨県御坂町 2001.4.22




 一人であるのを良いことに撮影を十分に楽しんで山を下りた。
 
 
 その足で、牧丘町へ。
 桜は飽きたといいながら、また桜である(^^;
 膝立の天王桜と呼ばれるエドヒガンザクラ。今日が初めての訪問である。
 花は散り始めていたが、遥かな時を刻んだ幹と枝ぶりの風格と迫力は圧巻だ。
 
 

 
膝立の天王桜 山梨県牧丘町 2001.4.22



 
 牧丘町には枝垂れ桜も多い。風に揺れて花びらを散らす姿があちこちで見られ、その他、桃、スモモ、ミツバツツジ等が、果樹園や民家の庭先を彩っていた。
 
 

 
桃源郷 山梨県牧丘町 2001.4.22





 1年間続けてきました仙人力光線ですが、4月で連載終了となります。最終回は25日頃掲載予定です。
うーん、何を書こう・・・なにも決めていない(^^;;





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