仙人力光線

富嶽仙人
01/04/22 23:03 十里木高原

 十里木高原は富士山と愛鷹山の間に広がる標高約1000mの高原である。富士サファリパークや富士山こどもの国などという広大な観光施設があって、手つかずの自然が十分に楽しめるといった場所ではないのだが、草原や雑木林も結構あって、ご近所徘徊という気軽さでときどき出かける。
 
 
 桜前線は里からおよそ3週間かけてここまで登ってくる。ソメイヨシノよりひと足早く花を開くフジザクラ(マメザクラ)がちょうど満開だ。撮影中に林の中から鹿が飛び出して軽快なステップで走り抜けていった。銀塩カメラなら捉えられたのだが、デジカメの起動の遅さでは撮影が間に合わなかった・・残念。
 
 
 最近は鹿やカモシカを良く見かける。これらの動物は多いほうが良いというものではなく、増えるとその食害が深刻な問題になってくる。最近、富士山に自然林を取り戻そうという運動が盛んで、ボタンティアを募って植林活動がよく行われているのだが、折角植えた若木の芽を食べてしまってダメにしてしまわないかちと心配だ。
 
 


ダンコウバイ 2001.4.21

ダンコウバイと書いたがアブラチャンかもしれない(^^;;
近づいて花を確認すればわかるのだが、これは少し離れて撮ったもので
実は区別がついていない。
信州では、両者ともジチャ(ダンコウバイはシロジチャ)と呼ぶらしく、
わからないときは信州式にそう呼んでおくのがよいかもしれない。




フジザクラ 2001.4.21

小振りの花を咲かせるフジザクラ
富士山麓に多い。




草原のコブシ 2001.4.21

コブシがあちこちに咲いていた。
もうすこし場所を考えればもっとよい絵が撮れただろう。
雨が降り始めてきたこともあって、かなり手を抜いてしまった。




林床のゴミ 2001.4.21

いつもいつも思うのだが、なぜこうなんでしょうか。


 


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