仙人力光線

富嶽仙人
00/12/26 00:02 氷のクリスマス

12月24日

  富士五湖、西湖の近く足和田村の野鳥の森公園には、毎冬「氷像」が登場する。木の枝を組み合わせて「恐竜?」などの骨組みを作り、氷点下に冷え込んだ日に、これへと水をぶっ掛けて氷で被うのだ。



恐竜なのかなんなのか・・・とりあえずこれが骨組みである。


 で、この氷像と富士山の組み合わせなどがよく写真に撮られるのだが、自然の造形でも
なく、文化的なものでもなく、第一どうみても綺麗には見えないので撮ったことはない。だいたい自然風景の中に、人の手で無理矢理なんかを作って名物にしてやろうというのがミエミエな造作物は好きではないのだ。もっともそういうものを作らなければ人が来てくれず、その結果としてその村の産業が崩壊するようではこれまた困るので、ある程度は我慢している。


 しかし我慢するだけでなく、やっぱりミエミエの造作物である「山中湖花の都公園」や「河口湖大石公園のラベンダーお花畑」で胸糞悪くなるくらい嫌いな風景の写真を撮ったりするのだから、富士山麓写真は精神衛生上まことに良ろしくない。
「だったら撮らなきゃいいじゃん」
ということなのだが、皆撮っているから撮らなきゃいけないような気がしてしまうのだ。ほんと、強迫観念というかなんというか・・・・ううむ問題あるなあ・・・。


 話は脱線したが、件の「野鳥の森公園」ではちょうど水ぶっ掛けが始まったところで、人工樹氷が着々と成長していくところであった。逆光に輝くその水と氷はそれはそれでなかなか綺麗・・・でもってさらに水しぶきが我がデジカメのカールツァイスバリオゾナーのレンズにかかって、なかなか綺麗な演出効果を発揮。そういえば今日はクリスマスイブ・・・こんなとこでひとりでなにやってんねん。
 
 


思いがけないクリスマスツリーの演出

 

一年間お世話になりました。


  この形式で連載をはじめさせていただいたのが初夏の頃だったかな。これでちょうど半年くらいになったと思う。時間が無いと文章がなおざりになって、ほとんど画像のアップだけで終わってしまう場合もあったことは反省点だ。あと誤字と脱字も。


 さらに来年は「仙人力」の名前に恥じないようにもっとパワーアップしようと思っているのでご期待ください。・・・どういうパワーをアップするんだか・・(^^;



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