「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
No.91 2002.6.6
北海道 道央 礼文華

礼文華海岸に咲くハマナス

礼文華海岸に咲くハマナス
[Exif位置情報 あり]

6月の北海道沿岸はハマナスが咲き、夏の訪れを告げる
写真は礼文華(れぶんげ)海岸に咲くハマナスである

僕が夏をイメージする花にキョウチクトウがある
キョウチクトウを見ると、浅川マキのブルースを口ずさみ
横須賀ドブ板通りに立ちんぼする娼婦を思い浮かべてしまう

何故かハマナスにも、そんな隠微なイメージを感じてしまう
知床旅情に出てくるような健康的な娘ではなくて
ジャニスジョップリンが歌う、サマータイムブルースの世界だ
そんな印象を切り取りたくて、PLフィルターを使って撮影してみた


礼文華はアイヌ語でレプウンケップ、「沖にある、水などをかい出すもの」という意味を持ち、道央の西端、豊浦町にある。礼文華を海岸沿いに西に進むと、道南は長万部町に至る。この区間は、高さ数十メートルにおよぶ断崖絶壁が続き、奇岩、怪石が海に点在する

アイヌの人々はチャシと呼ぶ聖地を持っていた
チャシでは、戦いのための会議もおこなわれる

豊浦町にもチャシはある。カムイチャシだ。現在はカムイチャシ史跡公園として保存されている。この傍には豊浦町文学碑公園もあり、斉藤茂吉や与謝野鉄幹がこの地を詠んだ歌碑が建てられている


白浪のとどろく磯にひとりして メノコ居たるを見おろして過ぐ 斉藤茂吉

有珠の峰礼文の磯の大岩の ならぶ中にも我を見送る 与謝野鉄幹


掲載している写真に[Exif位置情報]がある場合には、その写真をカシミールの「山旅倶楽部」地図上にドラッグ&ドロップしてみてください。撮影場所の地図を自動的にダウンロード、位置を画面の中央にアイコン表示します。アイコンをクリックすると写真を表示します。また写真にはExif形式で旅情報の内容も記載していますので、カシミールで内容を閲覧チェックできます。 写真をwebブラウザでダウンロード保存しておくと、旅データとして活用できますよ。
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