「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
No.62 2002.5.9
長野県 大町 扇沢

雪解けの沢の流れ 安全な水よ何処へ

雪解けの沢の流れ 安全な水よ何処へ
[Exif位置情報 あり]

僕の渓流や沢の楽しみといったら、その川の水を飲むことだ

例えば丹沢の水と一口にいっても、沢ごとに味はまるで違う。だから地方で旨そうな沢に出会うと、まず手ですくって飲んでみる。その水が旨ければ即500mlのペットボトルに入れ、車のエアコン噴出し口につけたドリンクホルダーに置く。例え前に水がなみなみと入っていても、出会った水の方が旨ければ、即刻入れ替えてしまう。これが旅の楽しみでもある

ところが最近困った情報を耳にしてしまった

北海道はキタキツネを媒介とする寄生虫のエキノコックスが蔓延しているので、生の水を飲むことは出来ない。地下から水が湧き出ている、その個所だったら安全かもしれないが、沢の水は限りなく危ない

本土の水はエキノコックスの問題はなく、どこも安全だろうと思っていたのだが、どうやら違うらしい。ペットとして飼われていたアライグマが、捨てられ、野生化している。その彼等にどうやら「トキソカラ症」を引き起こす「アライグマ回虫」が増加しているのだそうだ。この回虫が人間の体内に入り込むと、脳や心臓細胞の破壊など、死に至る場合もあり、かなり危険なのだ。所詮人災なのだが、なんとも悲しい話である

写真は扇沢駅から登山道を少し登ったところにある沢
バックの山なみは赤沢岳から鳴沢岳への稜線だ


掲載している写真に[Exif位置情報]がある場合には、その写真をカシミールの「山旅倶楽部」地図上にドラッグ&ドロップしてみてください。撮影場所の地図を自動的にダウンロード、位置を画面の中央にアイコン表示します。アイコンをクリックすると写真を表示します。また写真にはExif形式で旅情報の内容も記載していますので、カシミールで内容を閲覧チェックできます。 写真をwebブラウザでダウンロード保存しておくと、旅データとして活用できますよ。
目次に戻る

 

 

インターリミテッドロジック 山と自然の旅   リンクバナーとしてお使いください
当サイトへのリンクはご自由にどうぞ
「山と自然の旅」ホームページの著作権は株式会社インターリミテッドロジックにあります。無断掲載・転載・複製はご遠慮ください。    illlogo.gif (545 バイト)