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青海島から日置町(へきちょう)の「千畳敷」に向かう。「千畳敷」は標高333mの草原の高台で、360度の展望を楽しめる。青海島の先に萩の笠山も確認できた。南面の山々も、なかなか味わいがある。展望派の方達にお薦めの場所だ。ここから海岸沿いに油谷に入り、津黄の北端「龍宮の潮吹」に向かう。「龍宮の潮吹」とは、玄武岩で出来た磯場の岩穴に日本海の荒波が打ち寄せ、海水を空高く噴水のように吹き上げる現象をいい、国の天然記念物に指定されている。訪れた時は、打ち寄せる波もさほど強くなく、残念ながら豪快な潮吹きではなかったが、それでも10mほどは吹き上がった。しかし「龍宮の潮吹」には摩訶不思議なものがある。それは磯場から丘に向かい幾重にも続く真っ赤な鳥居のトンネルだ。なんでこんな場所に..その異様な景観には不気味ささえ感じる。どうやらこの鳥居のトンネル、津和野の千本鳥居で知られる太鼓谷稲成に関係しているようだが、果たして参拝する人達はいるのだろうか
写真は「龍宮の潮吹」から西に向かう途中で出会った風景だ。油谷は棚田と溜池が多く、棚田から見える海が美しい。この海に夕日が沈むのだそうだが、そこまでは待てないよと思っていたら、棚田が夕日で輝きだした
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