「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
No.129 2002.9.9
秋田県 川原毛地獄

大湯滝にうたれる快感

大湯滝にうたれる快感
[Exif位置情報 あり]

日本三大霊地って何??と川原毛地獄で疑問を投げかけましたが、観光名所として川原毛地獄は十分に魅力的な場所です。わざわざ霊地と名乗る必要性はないのではないかと思います。実際のところ大同2年(807年)に月窓和尚が「霊通山前湯寺」をこの地に建立したのが始まりでした。この寺はその後長い期間廃寺となっていましたが、1393年に三途川に、そして1457年には稲庭に移築されました。1987年10月に湯沢市の有志の方達の浄財により、庵寺の跡地に川原毛地獄菩薩を建立されたのが、その後の大きな動きなわけです。やっぱり立山信仰を持ち出すには少し無理があると思います


川原毛地獄の魅力は、カムイワッカと同じ天然の温泉滝にある

川原毛地獄の駐車場から登山道を一気に15分ほど下っていくと大湯滝に出る。下る途中はブナをはじめとして木々が美しく、夏から秋にかけてハナイグチなど、きのこも多く見られる。しかし道はかなり急な下り坂で、これを帰りにまた上るのかと思うと、ちょっと鬱。せっかく良い汗を温泉で流しても、またまた大量の汗をかきそう..と..思いながら下っていたのだが、実際湯滝に到着してしまうと、そんな懸念は吹き飛んでしまった。天然の温泉川に足をつけると、もう快感


目を湯滝に直接浸けてはいけない

その昔、カムイワッカの滝で僕は大ドジを踏んでしまった。滝壷の湯に潜り、目を開けてしまったのだ。その後は目が痛くて1ヶ月ほど、まともに物を見られないほどの炎症をおこしてしまった。「あれほどの強酸水の中で目を開けるとは、あなたは大バカモノだ」とカミさんから、今もことあるごとに言われつづけている。まったくトホホである。写真のカップルの方が水泳用メガネをつけて湯滝に浸かっているのは、実に賢いことなのだ。またこの滝壷は硫黄成分が強いだけでなく湯温も相当に熱い。この人達はかなり秘湯慣れした、つわものだと心底思った


掲載している写真に[Exif位置情報]がある場合には、その写真をカシミールの「山旅倶楽部」地図上にドラッグ&ドロップしてみてください。撮影場所の地図を自動的にダウンロード、位置を画面の中央にアイコン表示します。アイコンをクリックすると写真を表示します。また写真にはExif形式で旅情報の内容も記載していますので、カシミールで内容を閲覧チェックできます。 写真をwebブラウザでダウンロード保存しておくと、旅データとして活用できますよ。
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