「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
No.123 2002.8.9
長野県 小諸 菱野温泉

ケーブルカーで登る山頂の露天風呂

ケーブルカーで登る山頂の露天風呂
[Exif位置情報 あり]

「雲の助」という露天風呂との出会いは偶然だった

そろそろ夕食でもと、高峰高原から小諸に向けてチェリーパークラインを下っていると、右に大きくカーブするところで「きのこの森は右折」という看板を見つけた。どうやらきのこ料理店のようだ。もちろんきのこ料理を食べられる店をわざわざ見過ごす手はない。看板に従って道を右折、林道をしばらく走ると、右手の丘に「きのこの森 ふわり家」はあった

店の主人はきのこフリークだった

きのこは栽培物が中心だが、ヤナギマツタケやヒラタケ、ヌメリスギタケの出来は極めてよい。とても栽培物とは思えないほど天然に近く、素晴らしいきのこだ。このきのこを目の前の七輪で炭焼きにしてほうばる。なんとも旨い

そろそろ食事も終わる頃、外出先から店の主人が戻り、なんと裏山で採ってきたばかりのきのこを見せてくれたばかりか、大きなアカジコウまで調理して食べさせてくれた。いゃゃうまかったなぁぁ。この店では年間、約50〜70種のきのこ料理を食べさせてくれる。いろいろ話を聞くと、ご主人こと花岡道別さん、実は相当なきのこフリーク。趣味が高じて、きのこ料理の店まで作ってしまったというのが真相のようだ


ご主人の経営する温泉が「雲の助」だ

「きのこの森」からさらに車で5分ほど走ると、菱野温泉に到着する。その中、島崎藤村も愛した常盤館が花岡道別さんの経営する旅館である。そして、この旅館の山の頂上に露天風呂「雲の助」はある


露天風呂「雲の助」へは専用のケーブルカーこと登山電車に乗っていく

旅館のロビー横にある山麓駅から登山電車に乗車する。車内の赤い発車ボタンを押すと動き出し、約1分半で山頂駅に到着する。いい年の大人でもわくわくするのだから、子どもだったら、何度もこの登山電車で上り下りしたがるのではないだろうか


露天風呂からは八ヶ岳や蓼科山、奥秩父の山々を一望できる

露天風呂はこじんまりとしたサイズだが、テラスからは八ヶ岳、金峰山、瑞牆山など奥秩父の山々までを一望できる。花岡さんの話では、運が良ければ富士山も見えるとのこと。本当かなぁぁ..と..カシミールで確認してみたが、ギリギリ頂上付近はなんとか見えそうだ

この露天風呂、注文すると生ビールや日本酒を風呂場までデリバリーしてくれる。これは飲兵衛にはたまらんサービスだ。なお「雲の助」から徒歩2分の所に浅間見台があり、三方ヶ峰、高峯山から黒斑山、浅間山を展望できる。まさに展望ファン御用達の露天風呂といえよう


掲載している写真に[Exif位置情報]がある場合には、その写真をカシミールの「山旅倶楽部」地図上にドラッグ&ドロップしてみてください。撮影場所の地図を自動的にダウンロード、位置を画面の中央にアイコン表示します。アイコンをクリックすると写真を表示します。また写真にはExif形式で旅情報の内容も記載していますので、カシミールで内容を閲覧チェックできます。 写真をwebブラウザでダウンロード保存しておくと、旅データとして活用できますよ。
目次に戻る

 

 

インターリミテッドロジック 山と自然の旅   リンクバナーとしてお使いください
当サイトへのリンクはご自由にどうぞ
「山と自然の旅」ホームページの著作権は株式会社インターリミテッドロジックにあります。無断掲載・転載・複製はご遠慮ください。    illlogo.gif (545 バイト)