「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ
No.9 2002.4.21
モバイル

ハンドヘルドPC ドコモ シグマリオン2

ハンドヘルドPC ドコモ シグマリオン2




皆さんはWindowsCEって、あまり興味ないかもしれませんが
最近のWinCEは、実に優れものです
ちょっと前のWin95 MMX166MHz〜230MHz程度の能力があります
WORD,EXCELなどを含め、オフィスのミニセット版は最初から付属しています
IEもPCのIE4にほぼ匹敵する機能と性能ですね
WinCEはポケットPCとハンドヘルドPCの2タイプに分かれますが
インターネットをメインに文章も書きたい場合にお薦めがシグマリオン2です
画面サイズが640*240と大きく、重量は約500gですから、軽いです

□WinCEのメリットは

●電源を入れると、即起動でき、バシッとオフにもできます
 しかもソフトも起動させたまま、終了可能ですし
 再度電源を入れると、前回の編集文書画面が表示されています

つまりソフト自体を終了させない限り、常に最後の状態を記憶してくれています
これをレジューム機能といいます

PCのようにハードディスクの破損の心配はいりません
またWindowsと操作性も、ほぼ同じでありながら
ウイルスにやられることもありません

・電池の持ちが抜群に良い
モデムカードなど通信をしっぱなしでも5時間は使用できる
通信をしなければ、その倍は運用できる
つまり電源を入れっぱなしの連続で、8時間の使用は十分に可能です
これでしたら、長時間の会議でも、バッテリーの心配はいりません

●eggyのように、いまでしたらドコモ製品が安い
CMでお馴染みのシグマリオン2ですが、最高ですよ
八王子のヨドバシで高めの49800円で購入しましたが
3万円台の店もあるようですね
パソコンショップだけでなく、ドコモショップも狙い目です

速度的にも、ハードの性能にしても、ジョルナダHP710と比較して
劣るところは、殆どありません PCMCIAスロットが無いくらいです

●GARMINの大半の機種が使用可能
例えばGARMIN+「山旅倶楽部」の地図を加工して
使用できるGARMAP CEがあります

GARMINやパソコンとの接続は、オプションのPC接続ケーブルを使用します
価格は4400円です

一般的にWinCEとPCを接続するケーブルはクロス結線タイプのケーブルです
GARMIN用PC接続ケーブルもクロス結線ケーブルです
ですから2つを接続するとクロスとクロスでノーマル接続になってしまいますので
Dsub9pinタイプのクロス変換コネクターが必要です
またお互いPC用ケーブルのため、PC側のDsub9pinはメスです
ですから、メスメスで接続できませんのでオスオスのコネクターも必要です
ということで2種類のコネクタが必要です。
価格は2つあわせても1500円程度だと思います
この組み合わせでGARMINとWinCEマシンを接続できます

対応するGARMINの機種に関しては「GPSを楽しもう」を参照してください

●AirH"や無線LANと組み合わせると、ごろ寝でネット三昧できる

これがやりたくて、WinCEを導入しました
もう快適の一言です
トイレでも、布団にくるまりながら、ネットを巡回できます

そして「2ch」専用のHikkyというブラウザソフトを使用すると
2chを雑誌感覚でブラウジングできます

●無線LANなどLANでPCとデータのやり取りが可能

PCのマイコンピュータに相当するマイハンドヘルドという
ファイル管理ツールがありますが、これでダイレクトに
ネットに繋がっているPCにアクセスできます
アドレス覧に例えば \\hibi と打ち込んでやると
ネット上のhibi PCに接続され、ファイルのやりとりが
マイコンピュータと同様な操作で可能です

もしもPCのOSがWinXPのプロフェッショナルでしたら
ターミナルサーバー機能を使用してWinCE自体が母艦PCに変身
させてしまうこともできます

カシミールであろうと、ワードであろうと、WinCEで操作できます
WinCEのに表示されている画面は、実は母艦のPC画面で、それを操作することは
母艦のPCをリモート操作しているのですね

いままではWindows2000 serverにしか装備していなかった
ターミナルサーバー機能がXPプロフェッショナルに採用されたのです

ということで、ノートPCも便利かもしれませんが
機動性とコストバリューからもハンドヘルドPCは優れものです
特にシグマリオン2は、超お買い得な商品ですね
FEPにATOKが最初から付属していますし..
別途購入するソフトは、殆どありません
大半はフリーで入手可能です

・注意事項
シグマリオンの初代とシグマリオン2とはOSも違うし
内容も性能も雲泥の差があります。初代はペケです

シグマリオン2には、タイプ2のコンパクトフラッシュが、1つだけ使用できます
つまり1スロットです。ここにLANカードや通信カードを使用すると
メモリーカードは使用できませんが、メモリーは32MBとフラッシュ16MBが
別途あり、フラッシュに付属のアプリの大半が収録されています
メインメモリーは、プログラム領域とデータ領域を調整します

またフラッシュの不必要なソフトをを削除していけば
4MB〜8MBは開けられますから、実質的には16〜20MBのデータを収録可能です
あとATOKを使用しないと、もっと開けられます

オフィスやIEなどメインアプリはROMに収録されているので
メモリー的には、そんなに不足とは感じません
アプリもだいたい数十キロ程度のサイズです
Windowsのソフトのように肥大したものはめったにないです
昔のMS-DOSソフトの感覚でしょうか

ただしハンドヘルドPCがLANに加わるためには
最低限の条件があります
それはGATE WAYです
GATE WAYを設定しないと、LANに参加できません
私の場合はルーターのIPアドレスをGATE WAYとして利用しています
これはIPアドレス固定の場合のPCでも同様なので
さほどの問題にはならないかと思われます
なおポケットPC 2002はGATE WAYの設定も不必要です
PCと同様な設定でLANに参加できます

フリーソフトで複数のIPアドレスを切り替える
スイッチャーソフトもありますので、10ヶ所までは
そこに登録しておいて、LANカードに接続するときに
切り替えておけば、異なる場所でも即LANで使用できます

例えばこのようにWinCE本体のTCP/IPを設定すればOKです
つまりActiveSynchは使用することなくネットにアクセスできます
無線LANカードはメルコWLF-CF-S11Gがお薦めです

シグマリオン本体のIPを
192.168.0.40
255.255.255
GATE WAYのIP(加わるLAN側のルーターのIP ADSLルーターやISDNルーターのIPですね)
192.168.0.11
ネームサーバー
プライマリDNS(ネットするときに必須 使用場所で異なりますね)
164.46.1.1 (例えばプロバイダのDNSをセットします)

DDIポケットのCFタイプAirH"カードCFE02も、問題なく使えています
これで、全国どこでも常時接続インターネットが可能になります

ドコモ シグマリオン2 購入価格 49,800円

シグマリオン関連情報はこちら

モバイルインチキ堂
http:// mobile.j-speed.net/ windowsce/
情報満載、お薦め度ナンバー1サイトです

Tillanosoft SmallTweak SpaceFinder
http:// tillanosoft.com/ ce/ downloadsj.html

ここのソフトはWinCEに必須です
シグマリを含めて、チューンするためにマストな存在

snak's room  QMAIL
http:// www.kiwi-us.com/ ~snak/
WinCEで最強のメーラー、しかもフリー

銀の箱
http:// www.pluto.dti.ne.jp/ ~moons/ sigmarion/
シグマリのノウハウがあります

a Sigmania -シグマリオン鉄人への道-
http:// www.pda.pos.to/
シグマリのノウハウがあります

パーム&シグマリオン
http:// vega21.com/ palm/ sz/ pands.htm
シグマリのノウハウがあります

下手の横好き!・・・sigmarion2を使いこなしたい・・・
http:// www5d.biglobe.ne.jp/ ~am7/ index.htm
シグマリのノウハウがあります

超もばいる&まるちめでぃあ情報局
http:// www.i-mobile.org/ sigmarion/
シグマリのノウハウがあります

Mobile Computer Software Gallery
http:// www.oohito.com/
WinCEのソフトといえばこの人、伊藤栄一郎さん抜きでは語れません
画面キャプチャーCaptCEは、便利です

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