愛知・半田 ごんぎつねの里に 彼岸花 咲き始める 2002.09.14 愛知県半田市は、「ごん狐」や「手袋を買いに」などの童話を書いた新美南吉(1913-1943)の生まれ育った土地。南吉は、若くして病のため生涯を閉じるが、「ごんぎつね」は小学校の教科書にも載り、今もなお、人々の心に残る作品だ。岩滑(やなべ)地区には、新美南吉記念館が建てられ、その生涯や文学などを紹介している。記念館のすぐ北側、矢勝川では、これから川堤に100万本とも200万本とも言われるヒガンバナが燃えるように咲く。現在は、まだほんの咲き始めだが、来週なかば頃から見頃になるかもしれない。満開時には真っ赤な花の帯が2kmも続き、それは見事だ。実は、この花の道は、南吉と同じ大正生まれの小栗大造さん(84才)が、12年前からコツコツと土手の草を刈り払い、ヒガンバナの球根を集め、植えたのが始まり。かつて近辺では、「ごん狐」の話と同じように、ヒガンバナが赤い布のように咲く光景も見られたが、平成には花さえなくなってしまった。日本の風景、郷土を慈しむ思いが原点の活動は、賛同者を得て現在に至っている。 開 随時新美南吉記念館 9:30〜17:30 休 新美南吉記念館 月曜・第2火曜(休日の場合翌日) 料 新美南吉記念館 大人210円 中学生以下無料 備 9/19〜9/23 あつまろうみんなの南吉展 9/22 彼岸花スタンプラリー 交 名古屋鉄道半田口駅から徒歩20分で新美南吉記念館 名古屋鉄道知多半田駅から車で10分 半田常滑 ICより東へ車で3分 駐 新美南吉記念館 無料 64台 所 愛知県半田市 問 0569-26-4888 新美南吉記念館 http://www.nankichi.gr.jp/ 0569-21-3111 半田市役所 http://www.city.handa.aichi.jp/ |