埼玉・長瀞　岩根神社　1000株のミツバツツジ群落　2002.03.27

埼玉県長瀞町は、早春の宝登山（ほどさん）の臘梅園（ろうばいえん）や秋の七草寺などで有名な花の町。今の季節は、法善寺のシダレザクラ、全長4kmのサクラのトンネル（南・北桜通り）が満開を迎えている。さらに、標高300m程の岩根神社周辺では、紅紫色のミツバツツジが、3分咲きとなった。今年は1週間から10日開花が早く、見頃は3/29〜4/10頃とみられている。ミツバツツシは、もとから山に自生していた他、明治35年頃から神主さんが植栽を始め、今では樹齢100年の木など、およそ1000株の群落となっている。満開の頃には、あたり一帯がミツバツツジの色に染まると形容される程だ。後からヤマツツジも500株程咲くが、鮮やかさにおいては、ミツバツツジに軍配があがるだろう。これからは、周辺のハイキングも気持ちいいシーズンとなる。他に長瀞の見所は、天然記念物の岩畳、日本一の甌穴、岩石の女王と呼ばれる紅簾片岩など。長瀞のライン下りや屋形船からの眺めも楽しみだが、ライン下りは現在渇水で運休中。

埼玉県秩父郡長瀞町