徳島・阿川梅の里 段々畑を 淡いピンクに染めて 2002.03.05

徳島県の神山町は、徳島市から剣山へ向かう国道が、くねくねと東西に走り抜ける山あいの町。全国一のスダチの生産、県下一のウメの栽培地だ。清らかな鮎喰川(あくいがわ 四国の自然百選)の中流域に、およそ30ha、1万6000本の「阿川梅の里」がある。ウメの品種はうす紅色の”鶯宿(おうしゅく)”などを中心とし、”南高”など白梅も混じる美しい梅林。山の急斜面は段々畑で、淡い花の色と草木の緑が交互に織りなす、うっとりするような花景色だ。ウメはほぼ満開となり、あたりは清々しい香りにつつまれている。3/9には、「梅まつり」が開かれるが、ゆったり花を愛でるなら、平日に訪れるのがよいだろう。ウメの季節が終わっても町内では花暦が続く。4月には「神山森林公園」に咲く3000本のサクラ、「明王寺」のシダレザクラ、「神山スキーランドホテル」の100万本のエビネ、5月に入れば「岳人の森キャンプ場」に1500本のシャクナゲ、果樹園では白いスダチの花、さらに鮎喰川支流にはホタルも舞う、幾度でも訪ねて行きたい所だ。

開 随時
休 無休
料 無料
備 阿川梅の里まつり 3/9〜3/21
交 JR徳島駅から焼山寺行きバスで40分本名下車徒歩5分
駐 日曜・祭日 臨時駐車場(小学校グラウンド) 有料 約100台(300円)
所 徳島県名西郡神山町
問 088-678-0332 神山町役場 阿川出張所
   http://www.town.kamiyama.tokushima.jp/