群馬・松井田　ろうばいの里　1万本の花7分咲き　2002.01.18

群馬県松井田町と言えば、「碓氷峠鉄道文化むら」や木馬瀬（ちませ）地区のフクジュソウが有名な町。今の季節、一足早く山里に芳香を放つのは、黄色いロウバイ（蝋梅）の花だ。ロウバイはウメの仲間ではないが、光沢ある花が早春に開花する低木。地元の方が丹精して作った花の名所「ろうばいの里」では、2.5haの広さに1000株、1万本のロウバイが7分咲きとなり、見頃を迎えている。1/13には2年目の「ろうばいまつり」も行われた。花は2月まで咲き、入れ替わるように木馬瀬のフクジュソウが咲き出すだろう。また、現在町内の「五料茶屋本陣（TEL　027-393-4790）」では、大正月、小正月の飾りを展示中、枝に咲く”削り花”が美しい。花と言っても、こちらはミズクサという木を削りあげたもの。菊の花、稲の穂垂れなどを表現している。かつては、農具など吊るす飾りと共に、小正月には欠かせない地域の風習だったそうだ。温泉へ立ち寄るなら、昨年開館、眺望のよい露天風呂やサウナ、家族風呂を備えた「峠の湯」はいかが。

群馬県碓氷郡松井田町上細ノ原